それより40分後、5キロのスタートが近づいてきた。部長とえいちゃんに集合のアナウンスが聞こえてきた・・・が


上着を着た状態で身体をウオーミングアップしてもぬくもらない。とにかく寒い。

部長は防寒のため車で時間待ち。


ハーフと5キロの中間に3キロがスタートした。


今日はもう上着を着たまま走るかな?、そんなことまで想像していた。
やがてスタート10分前、部長の姿が見える。


駆け寄ってきた部長に「この寒さじゃ村ちゃん、自己新と言ってたけどタイムはでないだろな。」えいちゃんが言い終わらないうち。
「今日は走りません、このまま帰ります。」
そうか、仕方がない・・・自然とそう思う寒さだった。

「今週は医者にもかかっていたし、来週の駅伝も控えているし。」石本はそう言いながら会場を後にした。


石本が去り、すぐ短パンになろうとズボンを脱ぐ。寒い。冷たい。いっきに上着も脱ぐ。震え上がる。
5キロ集合地点に行く。
集合選手の塊の近くにRD社のJ森選手。上着をきたまま「今日は寒いので、走るかどうか迷っている。」、それはスタート3分前のこと。


やがてスタート。

井原マラソン出場は3年ぶりくらいだが。沿道の応援はすくない。寒いのでやはり家からでないのかな?

井原駅ふきんで応援してくれている「しいちゃんのママ」に手を振らないわけにはいかない。
右手井原駅が見えると、左右きょろキョロ。

交差点に立つ、しいちゃん・しいちゃんのママ・しいちゃんのパパ。
この寒い中、ほんとにありがとう。

駅前の交差点だというのに、沿道応援者はしいちゃん一家だけだった。
選手家族でさえ家からでていない、そうしか思えない少なさ。

七日市の八幡様あたりでUターン。

帰りの路でも、やはりしいちゃん一家が声援してくれた。「頑張って!」、ありがとうね、しいちゃん。


競技場の上り坂でやっとえいちゃんの身体はいくらか温もってきた。もちろん汗なんか出ない、ぬくもるだけ。

ゴール手前300m、伴走するおじさん「雨が降らんでえかったなぁ。」そうなんだけど。
小雨が散って雪以上に寒かったよおじさん。

ゴール。チップを外す。そこでも興譲館高校の生徒が係員をしていた。「ご苦労さま。」

「完走証」を発行してもらう。
となりは「カレー店」、カレーを食べないで素通り。匂いだけはよく匂う。

服を着て競技場坂道を下りる。
ハーフの先頭あたりの選手が上っている。

車に乗ってハーフ選手の横を帰る。村ちゃん力走しているかな?


2002年12月9日